境港のカニ専門店「マルツ」が厳選するベニズワイガニ

30年以上、境港でベニズワイガニを販売している地元のカニ専門会社「マルツ」では、長年の経験と実績から、独自の選定基準で良質なベニズワイガニを厳選。食品衛生上、安全な製造工程を認定する「HACCP(ハサップ)」を取得し、安心安全な製造環境から商品を提供しています。

卓越した目利きで選ばれる、わずか2%の「A級品」

マルツでは、境港で水揚げされるベニズワイガニのうち、全体の2%にあたる「A級品」から、さらに厳選した約2~3割を贈答用として取り扱っています。
選びぬいた個体はおなかに弾力があり、身がずっしり詰まっている良品です。ただし見た目での判別は難しく、それぞれの個体の状態を的確に判断する目利きが欠かせません。
同社では、境港が1970年ごろから試験的に開始したベニズワイガニ漁と同じ時期に、ベニズワイガニの加工業に着手。30年以上目利きの実績を積み重ね、身の入りが良く、鮮度の良いカニを選んでいます。

製造は時間との戦い。競りから1時間以内に行う「塩ゆで」

「マルツ」では、深夜から早朝にかけて水揚げされたベニズワイガニを、朝7時の競りからわずか1時間以内に塩ゆでしています。そうすることで鮮度を極力落とさないよう、ベニズワイガニのおいしさをお届けしています。
絶妙な塩加減で仕上げるために、専門の職人が特注の自社釜を使い、茹で時間を厳格に設定しています。例えば、肩付きの脚は20分、姿では40~50分かけます。特に姿の場合は、カニみそが流れ出ないようにしっかり茹でることが重要です。
漁の最盛期には1日に約3,000杯ものベニズワイガニをゆでるという同社。そのさまは、まさにカニのダシ汁でゆでるようなもの。うまみが凝縮したゆで汁を吸って、さらに滋味深く仕上がる、専門店だからこその味わいです!

マルツの看板商品「塩ゆで」のおいしい食べ方・保存方法

ベニズワイガニは「塩ゆで」のお取り寄せがポピュラーです。塩気によって際立つ甘い身を存分に味わいましょう。

まずはそのままで身の濃厚な甘みを味わう

「塩ゆで」は、絶妙な塩加減により、しっかり甘みが引き出されています。まずはそのままで、そしてお好みでポン酢や酢醤油で味の変化を楽しむのがおすすめです。

到着したらその日のうちに食卓へ。保存は冷蔵庫で

塩ゆでのおいしさは、商品が到着したその日に味わうのがベストです。冷蔵庫で保存し、商品到着から3日以内に食べきりましょう。
冷凍すると、解凍時に身に詰まったうまみが水分として流れ出てしまい、味が落ちてしまうのでおすすめしません。それでも冷凍する場合は、殻から身を外し、タッパーや冷凍可能な袋で保存します。

株式会社マルツ

1971年に創業した、マルツの前身となる「足立水産」から続くカニの専門店。

所在地
〒684-0034 鳥取県境港市昭和町9-5 水産物直売センター内
電話
0859-42-6628
ショップページ
https://www.meibutsu-choice.jp/shop/detail/109