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もつ鍋に使うもつの部位は?特徴や栄養、プロ直伝の絶品レシピを紹介

もつ鍋

もつのぷるぷるとした食感と脂の旨みが楽しめるもつ鍋。
野菜もたっぷりとれるヘルシーな鍋料理として人気ですが、「どの部位を選べばおいしく作れるのかわからない」という方もいるのではないでしょうか?
もつには小腸やセンマイ、ハツ、大腸などさまざまな部位があり、それぞれ食感・味わいが大きく変わります。
今回は、国内外で活躍するミートスペシャリストの沼本憲明さんに、もつの基礎知識や部位ごとの特徴について教えていただきました。
さらに、沼本さん直伝の絶品もつ鍋レシピもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!

監修

沼本憲明

沼本憲明
ミートスペシャリスト/株式会社ミコー食品 代表取締役

15歳で肉の道に進み、肉の基本的な知識やさばき方を習得。食肉専門学校を卒業後、精肉専門店で店長兼バイヤーを務めたのち、市場での仕入れや目利きの経験を積む。その後、海外の大手スーパーや百貨店で精肉テナントの立ち上げに携わり、海外進出を開始。筋繊維を傷つけずに筋膜だけを取り除き、肉の旨みを極限まで引き出す独自のカット技術「沼本カット」を考案し、和牛の魅力を国内外に広める活動を続けている。

株式会社ミコー食品

もつとは、牛・豚・鶏などの内臓肉のこと

もつとは、牛や豚、鶏などの内臓肉の総称です。「ホルモン」もほぼ同じ意味で使われています。

もつの魅力は、ぷるぷるとした食感と濃厚な脂の旨みです。
また、部位によって異なる味わいや食感が楽しめます。

ただし、もつは鮮度が落ちやすく、時間が経つと独特の癖やくさみが出やすいため、購入後はできるだけ早く食べきるのがポイントです。

もつ鍋の起源と歴史

もつ鍋は、戦後の食糧難が続いていた昭和初期、福岡の炭鉱で働く人たちの間で生まれたといわれています。
もつは安く手に入り栄養豊富で、野菜といっしょに食べれば満足感も得られるため、もつ鍋は労働者の強い味方として親しまれていました。

その後、バブル崩壊後の景気後退を機に全国的なもつ鍋ブームが起こり、栄養豊富なもつや野菜をたくさんとれるヘルシーな料理として女性からの人気も高まりました。

現在では、性別や年代を問わず愛される鍋料理のひとつとして、すっかり定番となっています。

もつ鍋に使われるもつの部位は?

もつにはさまざまな部位があり、それぞれ味わいが異なります。
ここでは、もつ鍋におすすめの4つの部位「小腸」「センマイ」「ハツ」「大腸」の特徴をご紹介します。

■もつ鍋におすすめの4つの部位。

もつ鍋におすすめの4つの部位

小腸(マルチョウ)

小腸(マルチョウ)

小腸(マルチョウ)は、ホルモンの代表格ともいわれる部位です。
長い筒状の形をしており、外側には脂がたっぷりついています。
下処理されたものは、皮を裏返すことで脂の旨みを内側に閉じ込めています。
たっぷりの脂とぷりぷりした食感が特徴で風味もよく、もつ鍋には欠かせない部位です。

センマイ

センマイ

センマイは、牛の4つある胃袋のうち3番目にあたる部位で、無数のヒダがあることから「センマイ(千枚)」と名付けられたといわれています。

黒っぽい見た目は独特ですが、脂が少なくさっぱりとした味わいで、癖もほとんどありません。
シャキシャキとした歯ざわりが心地よく、もつ鍋に加えるといいアクセントになります。

ハツ

ハツ

ハツは、牛や豚、鶏の心臓にあたり、あっさりとした味わいでほとんど癖がありません。
もつであることを忘れるほど肉らしさがあり、赤身肉に近い旨みを感じられます。
もつが苦手な方にとっても食べやすい部位です。

また、筋繊維が細かいため、コリコリとした食感が楽しめます。

大腸(シマチョウ)

大腸(シマチョウ)

表面のしま模様から「シマチョウ」とも呼ばれる大腸は、小腸よりも太く厚みがあり、弾力のあるしっかりとした食感が特徴です。
良質な脂を含んでおり、コリコリとした歯ごたえとともに、濃厚なコクや旨み、甘味を楽しめます。

もつ鍋に入れるのはもちろん、フライパンで炒めたり、七輪で網焼きにしたりして食べるのもおすすめです。
フライパンで炒める際は、仕上げに野菜を加えて大腸の脂をなじませると、旨みたっぷりの炒め物になります。

栄養豊富なもつは、健康や美容にも効果が期待できる

もつは部位ごとに異なる栄養素を含んでおり、健康や美容にさまざまな効果が期待できます。

まず、もつはたんぱく質を豊富に含んでおり、筋肉や皮膚、髪、爪などを健やかに保ってくれます。
ハツなどの赤身系のもつには鉄分が豊富に含まれており、貧血予防にも効果的です。

さらに、もつにはビタミン類も含まれており、疲労回復や代謝アップが期待できるビタミンB1、肌荒れを予防して美肌づくりをサポートするといわれるビタミンB2、貧血予防や眼精疲労の回復に役立つ可能性があるビタミンB12なども含まれています。

プロ直伝!家庭で作れる絶品もつ鍋レシピ

もつ鍋

「自宅でもつ鍋を作ってみたいけど、自信がない」という方におすすめなのが、これからご紹介するもつ鍋レシピです。
新鮮なもつを用意し、今回ご紹介するスープの作り方を覚えれば、ご自宅で簡単においしいもつ鍋を楽しめますよ。

<材料(3~4人分)>


  • もつ(小腸かセンマイがおすすめ) 500g~
  • キャベツ 1/2玉
  • もやし 1袋
  • ニラ 1束
  • ごぼう 1本
  • 白ごま 適量
  • 輪切り唐辛子(お好みで) 少量
  • スライスしたにんにく(お好みで) 適量

[スープ]


  • 水 600ml
  • 醤油 大さじ2
  • みりん 大さじ1
  • 砂糖 大さじ1
  • にんにくチューブ 1~2cm
  • しょうがチューブ 1~2cm
  • 日本酒 大さじ1

<作り方>


  • 冷凍もつを使う場合は、前日から冷蔵庫に入れてゆっくり解凍し、解凍後の水分はキッチンペーパーでしっかり拭き取る。小腸は長さが約40cmあるため、食べやすい大きさにカットする。
  • キャベツとニラは一口大に切り、ごぼうは千切りにする。
  • スープの材料をすべて混ぜ合わせておく。
  • 鍋を熱し、もつを入れて焼く。もつから出る蒸気が落ち着くまで焼く。小腸を使う場合は、外側が軽く焼けるくらいが目安。
  • 鍋にスープを注ぎ、強火で煮立てる。あくが出たら取り除く。
  • 鍋にキャベツ、もやし、ごぼうを加え、最後にニラを横一列に並べる。
  • その上に白ごまを散らし、お好みで輪切り唐辛子とスライスしたにんにくを乗せる。
  • キャベツがしんなりしたら中火にし、火を通しながらいただく

もつを煮る前に軽く焼くことで、もつ本来の香りが引き出され、食感がよりよくなります。
ただし、焼きすぎると脂が溶け出してしまうため、適度に焼くことが大切です。

さまざまな種類のもつを使って、ご家庭でもつ鍋を楽しもう

もつには多くの種類があり、部位ごとに食感や味わいが異なります。
特に今回ご紹介した4つの部位はもつ鍋にぴったりです。
ぜひ手に入れて、ご家庭でおいしいもつ鍋を楽しんでみてください。

また、ご自宅でもつ鍋を作る際には、めいぶつチョイスのもつ鍋セットもおすすめです。
鮮度にこだわったもつと特製スープを、産地直送でお届けしています。
手軽に本格的なもつ鍋を楽しめるので、ぜひお試しください!