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鱧(ハモ)の旬は年2回?栄養や定番の食べ方、購入時の注意点を紹介

鱧のしゃぶしゃぶ

鱧(ハモ)は、関西地方を中心に古くから高級魚として親しまれてきた魚です。
夏の風物詩として知られていますが、実は秋にも旬を迎えます。

一般的にはお店で食べるイメージがありますが、下処理済みのものを購入すれば、ご自宅でも手軽においしい鱧料理を楽しむことができますよ。

本記事では、鱧の旬や栄養のほか、定番の食べ方、購入時に注意すべきポイントについてご紹介します。

鱧は関西で古くから高級魚として知られてきた魚

生の鱧

鱧(ハモ)は、ウナギ目ハモ科に属する海水魚です。
体は灰褐色で、体長は50cmから1m程度ですが、大きいものは2m近くになることもあります。
鰻(ウナギ)に似た細長い体をしており、大きな口と鋭い歯が特徴です。

味わいは淡泊ながらも旨みがあり、風味を活かすために優しい味付けで調理されるのが一般的です。
京都をはじめとする関西地方では、夏の定番食材として古くから親しまれています。

鱧は主に徳島県や山口県、兵庫県、広島県、大分県など、西日本の瀬戸内海沿岸部で多く水揚げされています。

鱧の旬は夏と秋の2回

鱧は夏の魚というイメージが強いかもしれませんが、実は夏(6~7月頃)と秋(10~11月頃)の年2回、旬を迎えます。

夏の鱧は、産卵を控えて栄養をたっぷり蓄えており、やわらかい食感とあっさりした味わいが特徴です。秋の鱧は、産卵を終えた後、冬に向けてエサをたくさん食べるため、脂が乗り、弾力のある食感が楽しめます。

鱧は栄養素も豊富!

魚へんに「豊」と書くように、鱧は栄養が豊富な魚でもあります。
ここでは、鱧に含まれる主な栄養素についてご紹介します。

ビタミンA

ビタミンAはレチノール、レチナール、レチノイン酸の総称で、脂溶性ビタミンのひとつです。
鱧の可食部(生)100gには0.059mgのビタミンAが含まれています。

ビタミンAの主要成分であるレチノールは、目や皮膚の粘膜を健康に保ったり、抵抗力を高めたりする働きがあります。
また、薄暗い場所で視力を保つのを助ける効果があるのも特徴です。

カルシウム

鱧はカルシウムも豊富です。
可食部(生)100gにつき、79mgのカルシウムが含まれています。

カルシウムは骨や歯を構成する主要成分になるほか、血液の凝固を促して出血を予防したり、心筋の収縮を促したりするなどの効果があります。

日本人はカルシウムが不足しがちなので、積極的に摂取したい栄養素です。

たんぱく質

たんぱく質は、糖質や脂質と並ぶ三大栄養素のひとつで、筋肉や臓器などの構成要素として重要な役割を果たします。
鱧の可食部(生)100gには22.3gのたんぱく質が含まれています。

たんぱく質は、体のあらゆる組織を作るだけでなく、免疫機能や代謝の向上、血圧の調整、神経機能の維持にも関係し、健康な体を維持するためには欠かせない栄養素です。

ビタミンD

ビタミンDは脂溶性ビタミンのひとつで、食品から摂取するほか、日光を浴びることで体内でも作られます。
鱧の可食部(生)100gには、0.005mgのビタミンDが含まれています。

ビタミンDの主な働きは、カルシウムの吸収を促し、正常な骨や歯の発育をサポートすることです。
また、免疫機能を強化するため、風邪やインフルエンザの予防にも効果があるとされています。

DHA

DHA(ドコサヘキサエン酸)とは、体内では合成できないn-3系脂肪酸のひとつです。
青魚に多く含まれていますが、白身魚である鱧にも豊富に含まれており、可食部(生)100gにつき1,510mgのDHAが含まれています。

DHAを継続的に摂取することで、加齢に伴う認知機能の低下を抑制し、認知症の予防につながるとされています。
また、中性脂肪やコレステロールの軽減にも効果的です。

EPA

EPA(エイコサペンタエン酸)は、DHAと同じくn-3系脂肪酸のひとつです。
鱧にも豊富に含まれており、可食部(生)100gにつき509mgのEPAが含まれています。

EPAには、血栓の生成を抑制したり、中性脂肪を減らしたり、高血圧を予防したりする効果が期待されています。

体内では作られないため、食事から摂取する必要がある栄養素です。

鱧の定番の食べ方

鱧の湯引き

鱧は湯通ししてから梅肉や酢味噌、醤油などにつけて食べる「湯引き」が定番ですが、それ以外にもさまざまな調理法で味わうことができます。

例えば、天ぷらにすると、鱧のふわふわした身とサクサクした衣のコントラストが絶妙です。
刺身にして食べると、上品でとろけるような甘さが楽しめます。

さらに、しゃぶしゃぶやお吸い物、酒蒸し、かば焼きなどでも、鱧のおいしさを存分に堪能できます。

なお、鱧にウロコはありませんが、表面にヌメリがあり、このヌメリが臭みの原因となるため、調理する際は水洗いでしっかりと取り除きましょう。

鱧は「骨切り」という下処理が必須

鱧は小骨がとても多いため、食べる前に骨を処理する必要があります。
すべての小骨を完全に取り除くのは難しいので、骨を断ち切って食べやすくする「骨切り」という下処理を行います。

骨切りは、職人の高度な技術や専用の機械を使って行う作業です。
ご家庭で行うのは難しいため、通販や店舗で鱧を購入する際は、事前に骨切り処理がされたものを選ぶようにしてください。

ふわふわの食感が癖になる、旬の鱧をご家庭で

夏と秋の2回に分けて旬を迎える鱧は、夏にはやわらかくあっさりとした味わいを、秋には脂の旨みがたっぷり詰まった弾力のある食感を楽しむことができます。
骨切り処理がされた鱧を購入すれば、ご家庭でもほかの魚と同様に手軽に調理でき、鱧料理を堪能できますよ。

めいぶつチョイスでは、旬の鱧を産地直送でお届けしています。
鱧の旬が近づいたら、ぜひ取り寄せてふわふわの鱧を楽しんでみてください。