初めての方限定!今すぐ会員登録で1500円OFFクーポンをプレゼント! 今すぐ会員登録で1500円OFFクーポンをプレゼント!

おうちで楽しむ南国宮崎・青島の食文化。長友味噌醤油醸造元「カネナ無添加大麦合せ味噌」

味噌伝道師MISODOによる各地域の味噌と味噌を使ったおすすめ料理の連載です。今回は、九州麦味噌についてお話させていただきます。
前回まではこちら

今回ご紹介する味噌は「九州麦味噌」

味噌伝道師MISODO 藤本智子

味噌伝道師MISODO 藤本智子

味噌、和食、健康、地域活性等をテーマに、行政や企業向けの講演会、学校や幼稚園等での食育活動を行う。株式会社ミソド代表取締役、一般社団法人みそまる普及委員会理事、みそソムリエ、味噌専門メディア「味噌プレス」編集長。

九州麦味噌とは

麦味噌は、主に九州地方や中国・四国・関東地方の一部で生産されており、中でも九州産のものを「九州麦味噌」と言います。特に九州麦味噌は、大豆よりも麦の割合が多く、淡色で甘口タイプが主流ですが、近年は、米と麦の合わせ味噌も多くつくられています。麦味噌は、農家の自家用として食されていたことから、別名「田舎味噌」とも呼ばれています。

エリアごとにバリエーション豊かな味わい

一口に「九州麦味噌」と言っても、エリアによって味わいはさまざまで、バラエティに富んでいます。特に南九州は、味噌も醤油もより甘味が強いのが特徴。諸説ありますが、港町の多い南九州では、漁師が塩水で洗った刺身を食べる際、甘みのある醤油を好んだという説。辛い焼酎に合わせるのに、甘いつまみが好まれた説などがあるそうです。

麦麹由来の甘味と香りを味わうべし

九州麦味噌は、米味噌とは全く違った味わいを楽しめる味噌なので、一つ常備しておくと、お料理のバリエーションが広がります。麦味噌自体、全国シェアの約5%と希少なため馴染みのないエリアも多いですが、一度食べると、独特の麦麹の甘味や香りに、やみつきになる人も多いようです。甘口なので、お子さんにもおすすめです。

味噌伝道師MISODO 藤本智子のおすすめ料理

九州麦味噌は、甘味と香りを最大限に味わいたい味噌。また、アツアツの味噌汁だけでなく、冷やして食べるのも好相性です。おすすめの2品を紹介します。麦味噌又は、米麦合わせ味噌でお楽しみください。

ドレッシング

ドレッシング

甘口でマイルドなので、ドレッシングに最適です。味噌にお好みのオイルやお酢などを合わせるだけで、簡単に自家製味噌ドレッシングの完成。お好みでコショウやレモン汁など、好きなフレーバーを加えてください。野菜がぐんぐん進むこと間違いなし!

冷や汁

冷や汁

「冷や汁」は、焼いたアジなどを味噌と合わせて焼いたものをだし汁でのばし、麦飯にかけて食べるもの。レシピは家庭によりさまざまですが、一言で言えば、「冷たい味噌汁ごはん」。昔から全国各地で食べられてきたものですが、中でも宮崎の冷や汁は有名です。本格的に作ろうとするとちょっぴり手がかかるため、シーチキンやサバ缶で代用するのもおすすめです。

※本記事はにほんものストアにて2022年3月24日に公開された記事の転載です。記事の内容は掲載当時の情報です。

「紡ぐめいぶつ」は、日本の各地で丁寧に作り上げられた品々と、その想いに共感する読者の感性を、文章で結びつける読みものです。
地域には、多くの方々との出会いを待っている特別な品々があります。作り手のこだわりや想いは、時に言葉では表現しきれないほど繊細で深いもの。
私たちは、そんな「伝えたい」と「知りたい」をつなぐ細い糸となって、品物が持つオリジナルの物語に寄り添いながら、新しい出会いの機会を紡いでいきます。