塩の形は立方体だけじゃない
虫眼鏡を用意して、いくつかの異なる塩の粒をそれぞれよく見てみると、実にいろいろな形があることがわかります。海水を煮詰めて塩を作っていくと、最初に生まれる塩の結晶は小さな立方体です。そこから、製法によって下記のようにさまざまな形に成長していくのです。中にはまるで宝石のように美しい結晶もあり、味わいだけでなく見た目でも楽しむことができます。

塩の歯ごたえもおいしい料理の重要なポイント
塩の結晶の形は食感や溶けやすさ(食材への馴染みやすさ)にも大きな影響を与えるため、実は料理に合わせた塩を選ぶためには重要なポイントになります。相性のよい結晶を選ぶと料理のおいしさが増し、相性が悪い結晶を選んでしまうと思ったような味わいにならないことに。塩の結晶に着目するかどうかで、料理のおいしさが大きく変わります。

塩のミネラルバランスだけでなく、結晶の形に少し注意を払うことで、お料理をさらに楽しむことができます。日本の製塩所でも、さまざまな形の塩を作っています。ぜひ、今持っていない形の塩を試してみてください。新しい発見があるはずです。
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※本記事はにほんものストアにて2021年5月20日に公開された記事の転載です。記事の内容は掲載当時の情報です。